広告マンガ制作 用語集
このページは、広告マンガをはじめて検討する方向けに作成した用語集です。制作会社との打ち合わせ、見積もり確認、公開後の改善でよく出てくる言葉を、できるだけやさしく整理しています。
「意味」だけではなく、「いつ使うか」「何に注意するか」も一緒に読める構成にしているので、実務でそのまま使えます。
まず最初に押さえる基本用語
カスタマージャーニー
ユーザーが商品やサービスを知り、興味を持ち、最終的に行動するまでの流れ。ストーリー設計の重要な指針になります。
広告マンガ
商品・サービスの認知拡大や問い合わせ増加を目的に制作するマンガコンテンツです。読みやすさと理解しやすさを活かして、難しい商材でも短時間で伝えられます。
コンセプト
制作全体の方向性や軸となる考え方。誰に何をどう伝えるかを明確にすることで、ブレのないマンガ制作につながります。
CTA(Call To Action)
読者にとってほしい行動です。例: 問い合わせ、資料請求、無料相談。マンガ読了直後に自然につながるよう、文言と配置を設計します。
USP(独自の強み)
競合と差別化できる独自の価値や強み。広告マンガではUSPを分かりやすく伝えることが成果につながります。
ターゲット(ペルソナ)
「誰に読んでほしいか」を具体化した読者像です。年齢や職種だけでなく、悩み・比較軸・検索行動まで決めると、シナリオの精度が上がります。
ベネフィット
ベネフィットとは、商品やサービスを利用することで「ユーザーが得られる価値や変化」のことを指します。単なる機能や特徴ではなく、「それによって何が良くなるのか」「どんな未来が手に入るのか」といった結果や体験にフォーカスした概念です。
制作工程でよく使う用語
一次利用・二次利用
一次利用は契約時に定めた媒体での利用、二次利用は別媒体への転用です。SNS転用や営業資料転用の可否は契約で確認します。
起承転結
物語の基本構成。導入から展開、変化、結末までの流れを作ることで、読みやすく理解しやすいマンガになります。
キャラクターデザイン
登場人物の見た目や性格を設計すること。ターゲットに合ったデザインにすることで、共感や親近感を高めます。
劇画タッチ
キャラクターのリアルで重厚感のある描写スタイル。ビジネスやシリアスな内容を伝える際に適しており、説得力を高めます。
効果線
動きや衝撃、スピード感を表現する線。シーンに迫力を与え、視覚的に状況を伝えやすくする役割があります。
校正・校閲
校正は誤字脱字や表記ゆれの確認、校閲は内容の正確性・整合性の確認です。特にBtoB、医療、金融系では重要です。
コマ割り
マンガのコマの配置や流れを設計すること。視線誘導やテンポをコントロールし、読みやすさを左右する重要な工程です。
シナリオ
セリフやシーンの流れ、演出まで具体的に書き込んだ台本のこと。プロットをもとに詳細化し、マンガの完成イメージを明確にする重要な工程です。
清書(仕上げ)
ラフをもとに線を整え、完成形に仕上げる工程。この段階では大きな修正が難しくなるため、事前確認が重要です。
タッチ(絵柄)
イラストの描き方や雰囲気のこと。可愛い系やリアル系など、用途やターゲットに応じて選ぶことが重要です。
着彩(カラーリング)
イラストに色をつける工程。色使いによって印象や世界観が変わるため、ターゲットに合わせた設計が求められます。
デフォルメ
キャラクターの特徴を強調しつつ簡略化して表現する手法。親しみやすさや分かりやすさを高めるために使われます。
トンマナ(トーン&マナー)
絵柄・色・言葉づかい・世界観の一貫性ルールです。ブランドと合っているかを判断する基準になります。
ネーム
コマ割り・セリフ・画面遷移を含むラフ設計です。読み順の分かりやすさ、情報量、感情の流れを確認する工程です。
ヒアリング
目的・ターゲット・予算・納期・媒体を確認する初期打ち合わせです。ここで要件が曖昧だと、後工程で修正が増えます。
フック(引き)
最初に読者の興味を引く要素。冒頭の一コマやコピーで関心をつかむことが、読了率に大きく影響します。
プロット
物語の大まかな流れや構成をまとめた設計図のこと。起承転結や展開の骨組みを決めることで、全体の方向性を整理し、ブレのないストーリー制作につながります。
レイヤー
画像データの階層構造のこと。キャラクターや背景を分けることで、修正や動画化などの対応がしやすくなります。
レギュレーション
表記ルールやNG表現、ブランドガイドラインのことです。制作開始前に共有しておくと、修正コストを抑えられます。
媒体・クリエイティブ運用の用語
SNSマンガ
XやInstagram向けに最適化した短編マンガ投稿です。拡散や保存を狙いやすく、認知獲得と接触頻度向上に向いています。
サムネイル
最初に表示される代表画像です。クリック率に影響しやすく、タイトルとセットで改善対象になります。
縦読みマンガ(ウェブトゥーン)
スマートフォン向けに最適化された縦スクロール形式のマンガ。読みやすく、没入感の高い表現が可能です。
ファーストビュー
ページを開いた直後にディスプレイに見える範囲です。ここで「誰向け」「何が解決するか」が伝わると離脱が減りやすくなります。
マンガLP(ランディングページ)
広告流入向けに、マンガ中心で設計した1枚完結型のWEBサイトページです。難しい情報を段階的に理解させたい商材で効果を出しやすい形式です。
モーションコミック
静止画マンガに動き・音声・効果音を加えた動画形式です。動画広告やリール施策で使う場合に検討します。
レスポンシブ対応
ユーザーが閲覧しているスマートフォンやタブレットの画面サイズに応じて表示を最適化する仕組み。スマートフォンでも快適に読めるようにするために重要です。
効果計測・改善の用語
ROAS / ROI
ROASは広告費に対する売上、ROIは投資全体に対する利益です。短期成果と中長期成果を分けて見ます。
A/Bテスト
2案を同条件で比較し、成果の高い案を選ぶ検証方法です。1回のテストで変更点は1つに絞ると、原因が追いやすくなります。
LTV(顧客生涯価値)
1顧客が長期的にもたらす利益です。単月のCPAだけでなく、継続売上まで見て投資判断します。
エンゲージメント
ユーザーの関与度を示す指標。いいねやコメント、保存などの反応を通じて、コンテンツの評価を測ります。
CTR(クリック率)
表示回数に対するクリック割合です。CTA文言、サムネ、見出し改善の判断で使います。
CV(コンバージョン)
成果と定義した行動です。問い合わせ、資料請求、購入、応募など、案件ごとに定義を明確にします。
CVR(コンバージョン率)
アクセスに対してCVが発生した割合です。マンガ導入前後で比較すると、改善効果を確認しやすくなります。
CPA(獲得単価)
1件の成果(購入・問い合わせなど)を獲得するためにかかった費用のこと。広告の費用対効果を測る重要な指標ですが、CPAの数値だけで判断するのではなく、LTVやCVRなど他の指標とあわせて総合的に評価することが大切です。
リード獲得
見込み顧客の情報を取得すること。資料請求や問い合わせなど、次のアクションにつなげる重要な目的です。
見積もり・契約で出やすい用語
NDA(秘密保持契約)
未公開情報や社内情報を守るための契約です。新規事業や機密性が高い案件で重要になります。
修正回数
契約内で対応できる修正回数です。どの工程で何回までかを明確にしておくと、トラブルを防げます。
著作権・利用許諾
制作物の権利帰属と利用範囲を定める項目です。公開後の転用計画がある場合は、事前に必ず確認します。
納品形式
PNG、JPEG、PSD、AI、動画形式などの納品データ種類です。運用チームの編集有無に応じて必要形式を決めます。
見積もり内訳
企画費、シナリオ費、作画費、ディレクション費、修正対応費などの明細です。金額だけでなく範囲を確認します。